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【食欲を上げろ】リハビリに欠かせないのは食事

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食事がリハビリを上げる

リハビリに大事なもの【食事】

あなたはリハビリを行うために運動療法ばかり行っていませんか。

リハビリというか人として大事な3大要素として

・運動
・食事
・睡眠

 があります。

どれも大切なものですが今回は【食事】に関して紹介していこうと思います。

 

 食事が大事なのはみなさんわかっていることだと思います。でもどうしても食事が進まない患者さんもいらっしゃる。そこでどうやったら食欲が湧いてくるのかを一緒に考えていきましょうというのが今回の記事のテーマです。

 

食欲に大事な要素

・味
・香り
・見た目
・姿勢
・動作

 これらがかかわってくるんじゃないかなぁと思います。

もし患者さんが摂食中枢がある視床下部疾患以外であればこれらを改善することでなんとか食事を促せるかもしれません。

 

ここまで読んでもっと気になる方は先へお進みください。

 

目次

 

 味

味はもちろん食欲を変化させる一番の要因なんじゃないでしょうか。

しかし、ここでいう味とはこれまでの生活の中でどんな味のものを食してきたかということが大事になってきます。

酸味や甘みなど様々ありますよね。ただ、好きな物ばかり食べては栄養が偏ってしまいます。ですが、まずは食欲を上げるという意味で好きなものから与えましょう。

全く食べないよりは食べた方がいいですからね。

 

特にペースト状の食事なんかは与える人がまず食してみると良いでしょう。どんな味がするのか気になりませんか。もしかしたら不味いものを上げているかもしれませんよ。

 

 

 

香り

人は嗅覚からも食欲を湧かすことができます。例えば香辛料など食しすぎると有害かもしれませんが食事の隣に粉末を置いておいてその香りで食欲を引き立てるというのも効果的です。よく料亭なんかで使われている方法らしいですよ。

僕は結構カレーの香りとか食欲がそそられますけどね。あなたはどんな香りに食欲をそそられますか?患者の立場になって考えてみましょう。

 

 

見た目

 もし患者に視覚機能が残存していて過去の記憶と照合する力が残っているとしたらグロテスクなものは絶対食べたくありませんよね。

できる限り固形状のものを食べたいと思うのが一般的だと思います。味は全く違うものでも形が好みのものに似ていたら食欲並びに美味しさというのは上がります。

 

その根拠としては僕たちは全く同じ料理を出されたとしてよそっている食器が違うだけで『うわ高そうだ。美味しそうだ』と思いますし、なぜか味も変化します。

経験ないですか?【家のレトルト食品が食器によって美味さが違う】なんてこと。実際に研究結果として食器によって味の感じ方が違うそうです。

まぁ痛みとかと一緒ですかね。実際に舌が感じているものが苦みだったとしても脳が甘いと思えば甘さに変わるみたいな。

 

なんにせよ味は食材や調味料そのものの質だけで感じるものではないということ。

 

 

姿勢

 食事をとる姿勢は意外と食欲に関わっているようです。例えばあなたは【寝た状態で食事をとりたいですか?】【身体が横に倒れている状態で食べたいですか】少なくとも僕は食べたくありません。

それは患者さんでも一緒で変な姿勢では食欲がなくなってしまいます。どんな姿勢が一番望ましいかは人によるかもしれませんが安楽肢位はセミファーラー位だと言われていますね。ですが楽な姿勢が食事をとりたくなる姿勢だとは限りません。その人にとって食事をとりやすい姿勢を探してあげましょう。

身体の変形上、多少横に傾いて食べるのが楽だという方もいるし、肘をついて食べた方いいという方もいらっしゃいます。作法でいえば行儀が悪いのかもしれませんがまずは食べさせることを第一優先しましょう。

極端な話、犬食いでもその人が自分で食べられて楽なのであればいいじゃないですかって話です。

 

  

環境 

 あなたはどんな環境で食べるのが好ましいですか?これも人の生活背景によって様々だと思います。【パーティのように楽しく食べたい人】【家族団らんしながら食べたい人】【物静かに1人で食事を楽しみたい人】色々いると思います。

聞くことが可能なら患者さんに聞いて好みの環境に似た環境に近づけてあげましょう。もし、本人に聞くことが難しいならば家族から情報を集めて以前どんなことが好きだったか。どんな風に食事をとっていたかを聴取しましょう。

 

僕は理学療法士で食事に関する知識というのは正直乏しいですが、その人に合わせたリハビリとはその人だけの介入方法にあると思います。環境の提供も立派なリハビリですよね。

 

 

動作

 ここが僕ら理学療法士では一番専門性を出していかなければならないところではないでしょうか。食事動作の中でどの動作が行えていないのか。ひいてはその動作はどの機能が低下して行えないのかを分析していきましょう。

 

例えば【体幹が安定せず上肢操作が難しい】のであれば臀部・下部体幹の支持性を高めるための練習が必要でしょうし、【肩・肘関節の可動性に問題がある】のであれば筋力や可動域練習、神経筋促通を行う必要があるでしょう。

 

 

あとがき

ここまで読んでくださった方に最も大事なことをお伝えします。

【リハビリで大事なのは全ての職種が患者の全ての行動に専門性をもって関わること】

 

理学療法士が歩きや下肢機能を上げる。作業療法士が手を中心に。言語聴覚士が食事や会話を。看護師が健康面のケアを。相談員がサービス調整を。医師が医学的管理を。

 

これらは全て時代遅れです。これまで話したように理学療法士でも食事に関われるし関わるべきです。理由はその他の職種では見れない専門性があるから

 相談員や言語聴覚士だって患者と歩く練習をして【自分の分野目線でいったらここが足りていないかも】とアドバイスすることができるかもしれないです。こんなサービスが必要になってくるかもとか思いつくかもしれないでしょ?

 

今からの時代は1つの職種で求められることが多くなってきます。【専門性を極めたスーパーPT・OT・ST】は必要とされていません。要らないと言ったら語弊がありますが、社会が求めているのは患者の行動すべてに関われるスタッフです。

 

みなさんも時代に乗り遅れないようにしましょう。

 

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