GEブログ

自分の知識が皆様の役に立てればと思います。Twitterもやってます。Twitter ID GE(shota.nakahara)

【理学療法士の卵へ】学生が身につけておくべき臨床思考【回復期病院での考え方】

f:id:awachanel:20191004211224j:plain

在学中に身につけておくと現場に出てから楽

 

在学中に身につけておくべき考え方

理学療法士といえば筋肉、可動域といった身体機能面を向上させることが主な仕事と捉えている人も多いのでは?もちろん間違っていません。私たち理学療法士は身体機能面に特化した知識を用いて患者様の望む生活に近づけていきます

 

しかし、それは患者様の期待に応えるための1つのツールでしかありません。それだけに囚われるのは患者様の可能性の幅を狭めることになります。

 

思いっきりぶっちゃけて簡単に言いますと

 

患者さんが望む結果になるならどんな方法でも構わない

 

筋トレでもいいし、可動域練習でもいいし、散歩やヨガみたいな活動でもいいのです。患者さんにとっては治ればどんな方法でも構わないというのが本音でしょう。私たちもそれに応えればそれでOKです。

逆に身体機能を上げることだけを目的とすると患者さんの希望からかけ離れることに注意しないといけません。

こういった考え方の練習は今から行っておくべきです。でないと現場に出たときに少し困るかもしれません。まぁ僕も現場に出てからそういった考え方を身につけていったのですがね。

 

この記事では臨床で働く僕の実体験をもとにどんなことに気を付ければ患者様へのリハビリがより良いものになるかの考え方の参考にしていただければという内容の記事です。興味がある方は先へお進みください。

 

目次

 

なぜ機能面のみにこだわるといけないか

 理学療法士の定義を見ていきましょう。これは僕他の記事で紹介している理学療法士あるいはリハビリに対しての考え方なのですがいいこと言っていると思うのでここでも紹介します。

 

理学療法とは 身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう

 と理学療法士および作業療法士法に定義されています。つまりは身体機能を高めるあるいは取り戻すために色んな方法を用いる人のことです。身体機能とは筋力や関節可動域、神経系や感覚といった身体の機能のことです。

なのでリハビリ分野でなくても仕事をすることは可能というわけです。例えばスポーツ講師や専門トレーナーとなって理学療法の知識を扱うこともできるでしょう。他にも健康推進のために地域の方々に貢献する場合にも活用できる資格です。昨今では理学療法の知識を活かして様々な取り組みが行われていますので働き方はまた後日紹介していきます。

 

では一般的に知られている働き方であるリハビリとはなんなのか。定義を見てみましょう

リハビリテーションとは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。 リハビリテーションとは、障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。

 

 とされています。要約するとケガや病気で低下あるいは失った機能を改善または代償し本人・家族が住み慣れた地域で満足のいく生活を提供していくというものです。

元々、リハビリテーションの意味は社会的復権という意味ですので筋力をつけたり動きを良くしたりというのはその人が地域で元の生活に戻るためのツールの1つでしかないということ。

結論を言うとリハビリテーションは理学療法士だけでなく医師や看護師、介護士、社会福祉士、栄養士などなどの当人の助けとなる行為全てのことを言います。

 

なので僕からすれば理学療法士とは身体の機能を高めることに詳しい人と解釈しています。

 

身体機能についての知識が多くあるという専門性を活かすことはもちろんいいことだと思いますが、僕らはあくまで一部の手助けしかできないということを肝に銘じておきましょう。

 

 

何のためにその運動機能あるいは認知機能を高めるかが重要

人の生活背景によって価値観は大きく変わります。歩くなどの運動が好きな人。子供と遊ぶのが好きな人。その人の趣味よって何が重要なのか。元々、どんなことをしていたのか。それを取り戻すにはどんな機能が必要なのかを考えるようにしましょう。

 

 例えば【股関節の手術をした人】がいたとして元々、ゴルフを趣味にしていたとしたらゴールはゴルフをすること。それに対して必要な筋力、可動域、感覚といった機能を評価及び機能訓練をしなくてはなりません。

もし失った機能があったとしたら諦めるのではなくどのように行っていくかを考えましょう。どうやって現地に向かうのか。代用する道具はないか。色んな方法を探り出しましょう。

【今ある機能あるいはいかに獲得できるであろう機能でどのようにその人らしく生きることができるかが最も重要】なことです。

 

 こういった目的とする運動を分析して必要な項目を割り出すことが私たちの存在意義だと思います。ただ練習するだけなら少し調べれば誰にでもできますしね。

 

 

 

僕が考える今からのリハビリの在り方

 これから先はどんどん機械化が進みます。それは医療界に限ったことではありませんが人の手がいらずに色んな事が出来てしまう時代がすぐそこまで到来しつつあるんです。

これはとても重要なことで簡潔に言いますと

 

僕らの働く場所がどんどん少なくなっていく

 

ということです。私たちの手よりも優れた機械の力の方がマッサージや筋力トレーニングが行えるわけです。可動域練習だって機械の方が上回る時代が来るでしょう。

ではどんな備えをしなければならないか。それは

 

僕らが命令する立場になること

 

 どういうことかというと患者様に足りないもの分析して機械に行わせるようにならなければなりません。常に命令する側でいるためには機械では行えない分析や人情という分野を極めていかなければなりません。

 

逆に言うと機械に命令さえできれば現地に赴かなくても情報があれば仕事をすることができる時代ともいえるかもしれません。

 

僕が今でも活用している参考書ってあまり多くないんですがこれはビギナーの時に結構熟読させてもらいましたってものがありますのでよかったら参照ください。

【この教科書は買っておくべき】学生の時に持っておきたかった参考書【授業が数倍理解しやすくなります】

 

 

 まとめ

 

・患者様の希望に沿うことが第一優先事項
・患者様がの望む結果になるなら方法や手技なんてなんでもいい
・失った機能があるなら今ある機能でどうやって希望に沿うかを考えよう
・運動療法はそのためのツールの1つでしかない
・なんのために運動療法を行うか考えよう
・こういった分析力がないと将来、機械にどんどん仕事をとられていく
・僕らは常に命令する側にならなくてはならない
・そのために専門知識と人を分析できるように参考書を読もう

 

いかがでしたでしょうか。理学療法士は本当に尊い仕事だと思いますし今後の可能性を大きく秘めたものだと思います。しかし、未来に向けて備えなければそこそこ身体に詳しい人で終わってしまうことを忘れてはいけません。

 

士業である以上他の人には真似できないようなスペシャリストになる意思を持ちましょう!!どんな理学療法士になるかはあなた次第。なにも患者さんを目の前にするだけが仕事じゃないことを覚えておいてくださいね。

プライバシーポリシー